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2022年01月15日
社長の独り言

社長の独り言

コロナ禍で様々なモノが値上がりしていますが、その負担は誰が負うのでしょうか?

焼鳥屋さんでの会話

私、あまりお酒を飲む人間ではないのですが、先日とある業者様にお誘いいただき焼鳥屋さんへ行きました。前にも来たことのあるお店で、中学校の時の同級生のお母様がやっている美味しいお店です。

そこで楽しい食事をしていた時に、お店の顔なじみのお客様と仲良しになったんです。そのお客様はサッシ屋さんの社長様で、住設機器(キッチンやお風呂など)もお取り扱いしているそうです。その社長さん曰く・・・

「今年の春から、住設機器は25%程度値上がりします。メーカーから聞きました」

いやー25%ですか・・・それは結構な値上げです・・・

10万円のモノが12万5千円。100万円のモノが125万円・・・

年間トータルしたら値上げ分で相当な金額になります。

誰が値上げ分を負担するのか

材木も、ガソリンも、いろんな物が値上げされています。

これらの最終的な費用負担するのは一体だれか?

消費者です。

酷い話ですが、ほぼ100%消費者の負担です。

材木の値段が上がり、住設機器が値上がりすれば、建築費用が上がります。材料の値上がり分を不動産業者が利益を削って吸収することはあり得ません。その値上がり分は販売価格に転嫁され、最終的には消費者が負担することになります。

ほぼ100%消費者と言いましたが、わずかにそうではないケースもあります。

それは下請けを泣かせるという最低な行為です。いろんな言い訳をして元請けが下請けを値切るのは今に始まったことではありません。が、はっきり言ってこれは「この商品ほしいけどこれだけしか払わないよ」という傲慢な考えです。

僕は下請けさんの金額を値切りません。それに見合った仕事をしていなければ別ですが、僕を支えてくれている職人さんたちにそんなヤツはいません。信頼しているから、仕事の内容で応えてくれますし、最高の仕事をしようとしてくれますし、無理なことでも何とかして収めようとしてくれます。

それが最終的にはお客様に対して良い仕事を提供することにつながる。お客様が喜ぶということにつながるんです。

値切られるということ

僕もいろんな職人さんと仕事をして来ました。

職人あるあるで、元請けがお金をくれないとか、元請けが倒産したとか・・・これって本当によくあることなんです。あってはいけませんがね。

結果的に職人さんたちは金払いの良いほうへ流れます。でも、ここで金払いはいいが単価は安いというところに流れ着いてしまう職人さんたちもいます。自分を安売りすることになるんですね。そういうのって、職人さんは結構自分でわかってしまうんです。だからその単価に見合った仕事しかしません。自分の腕前をコントロールするんですね。こうなると、作品ではなく作業になります。

お金をもらえないよりましだから・・・とか、仕事が安定的に供給されるから安くても我慢する・・・とか色々事情はあると思うんでしょうが・・・

では、単価も自分が納得できる金額で、自分が顧客に信頼されていると感じて仕事ができればどうでしょうか。

少なくとも僕の周りの職人さんは意気に感じて一生懸命仕事をしてくれます。彼らはこちらの期待以上に頑張ろうとしてくれます。結果的に自分たちの納得できるモノが完成し、職人が胸を張ってお客様にお引渡しするという構図になります。

日本のモノの値段

話は戻って、値上がりの話です。

僕が感じていることを書いているので、実際は違うかもしれませんが・・・

日本はいろんなモノが安いです。いや、安かったんです。

バブル以降、長いデフレの影響でモノの値段が下がり、給料も下がっていきました。給料が下がるからさらにモノを値下げして販売する。いわゆるデフレスパイラルというやつです。

例えば材木で考察してみましょう。

材木は海外からの輸入材がほとんどです。日本は戦後大量の杉を植林してしまい、森林資源が偏ってしまいました。なので構造材などは輸入が頼りです。

当社のお取引先の材木屋さんは海外から輸入している大元の業者さんです。そこの役員さんから聞いた話なんですが、カナダやアメリカの材木屋さんは日本よりEUに売りたいらしいです。

それはなぜか?

日本は規格にうるさく、値段が安いからと言われているそうです。

EUのほうが高い金で買ってくれるそうです。そりゃ、そっちに売りますね。コロナでコンテナ不足とか工場がロックダウンとか言われてますが、日本の購買力の低下が原因だったなんて。

だから、ある程度のモノの値上がりは本来歓迎されてしかるべしなんだと思います。世界と物価の水準がある程度一致していないといけないでしょうね。

政府と財界に頑張ってもらいましょう

モノの値段が上がるのは正常なことだと思っています。

でも、その一方で国民の所得が上がらないと全く意味がありません。

既に国内大手企業はアベノミクスの株価上昇による恩恵で相当な内部留保を得ています。

銀行は、りそなのように困っても税金で必ず助けてもらえます。

アベノミクスでは、そういったところから末端のところまで雨が降るようにお金が落ちてくるはずでした。

そこでコロナです。いったん経済政策はリセットされたと言って過言ではないでしょう。

岸田総理になってから、海外の目は日本が左傾したとみています。株価や円が少しずつ弱まっています。今のうちに様々な経済へのテコ入れをしないといけません。

バラマキや給付では一時しのぎにしかすぎません。財界に強制力をもって内部留保の吐き出しをさせない限り世界から取り残されていくばかりでしょう。

デフレですから少しずつインフレにしていきソフトランディングさせるのが上策と考えます。日銀はお金を刷りまくったらいい。お金の流通量を増やさないとおそらくこの難局は回避できません。

ようするに市場に流れるお金を増やして、モノと同時に給料も値上げしていかないといけないんです。

政財界の皆様、どうか頑張ってください。それまで耐え忍んでおきますので。

この記事を書いた人
村田 哲夫 ムラタ テツオ
村田 哲夫
ブライトハウス代表の村田です。土木建築業界に14年、大手不動産仲介会社で14年の経験を積んで独立しました。 私は建築業界が長かったので、普通の不動産屋さんとは違う目線でお役にたてることがあると思います。 主に売買仲介、古家再生、買取再販、リフォーム、投資販売、管理を担当しています。 丁寧をモットーに、お客様のお役にたてるように精一杯頑張ります。
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